物流DX推進に向けた勘所

物流は実物を扱う、という特性上、データだけで完結することが難しい。
そのため、DX推進が難しい業種の一つであるのは間違いない。

また、土地の広さや形状によって動線が制限されるため、出来合いの仕組みをカスタマイズなしで使う、というのも中々難しい。
私もIT業界から物流業界に入ったとき、最も苦戦した領域である。

なら、DX化なんか無理じゃん。
と思われるかもしれません。
ですが、物流って社会インフラの一つですし、もはや無いと生活に支障が出ますよね。
なのに少子高齢化やら何やらで人手が常に足りない、それを解決しないと社会全体に悪影響が出ちゃうと思うんですよ。

そこで、先ずはPOCを行うことをお勧めします。
POCに対する私の理解は、最終的な完成図をイメージしつつも、個々の部品がうまくいく保証がないから試してみる、というものです。

そのために現状、人が行っている業務を機械にやらせる、という前提で考えた場合、人がどのようなプロセスで物流業務を行っているかを紐解く必要があります。

そこで、ピッキングを例にすると
1.必要な商品の名前と数量を確認する
2.商品を見つける
3.商品をピックする
4.商品を梱包する

これを機械にやらせるなら
1.受注データを機械に渡して認識させる
2.該当の商品がどこにあるか探させる
 ※1 WMSの固定ロケーションを使う
 ※2 AIで認識できるカメラに探させる
 ※3 棚自体を移動させる
3.ロボットがピッキングする
 ※ロボットに該当商品を認識させる
 ※商品をピッキングする
 ※箱に入れる
4.梱包機で梱包する
 ※自動梱包機などを使う

【機械の弱点】
・商品点数を多すぎるとAIが処理するのに時間がかかる
・ロボットは力の加減が難しい
・ロボットは形状の異なる物や重心が偏っているものをつかむのが苦手

【回避策】
・商品の種類を減らす
・重心に偏りが大きい商品は扱わない
・強く握って壊れるものは扱わない

そんな馬鹿な、、、
と思われるかもしれませんが、POCを行うにはこのくらい機械に優しくないと最初からうまくなんて行きません。

是非、機械の苦手なことを理解してあげて、最初は優しくしてあげて、実用する方法を見つけてみてください。

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